本当に月日が経つのは早い。
今年は、大きな治療に2度もチャレンジした特別の年でした。
夫婦、そして、私の家族にとっても、大きな一つの節目になりました。
家族に対して、両親について、子供について、、。
時間がある分、じっくり考え、見つめることができました。
このような境遇になっていなかったら、
おそらく深く考えることも、なかったでしょう。
家族のため、仕事のため、時間に追われる生活をしていたでしょう。
そして、今、11月です。
心配していたホルモンのバランス、
かなり遅れましたが、先月末にリセット。
直ぐに病院へ予約の電話をかけ、
昨日、前回の判定日以来の病院へ行きました。
約2ヶ月の間、病院へ行きませんでしたが、
なんだか、遠く昔のようにも思いましたし、
つい先日のことだったのようにも。。。
病院へ行くと、またいつもどおりの混雑ぶり。
ほんと、切ないですよ。
私だけじゃない。 こんなにも、子供を願う女性が沢山いる。
そして、産科医が、不足している現状とは、別に、
不妊治療専門医の少なさ。 物凄く不安です。
岩手には、岩手医大と、私の通うクリニックしかありませんから。
怖いですよ、これは。
岩手県は、本州で一番面積の広い県です。
それで、盛岡市にしかないんです。
ということは、盛岡市に住んでいない方は、大変なことです。
近隣での診察を余儀なくされます。
私の通うクリニックも、かなり高齢の医師ですから、いつ閉業してしまうか。
妊娠する以前に、この状態です。
医師不足は、予想以上に厳しいものですよね。
あんなに医師を目指す学生はいるのに、どうして。
都市部集中、大学病院へ集中なんでしょうね。
なかなか、町医者になったり、専門医として開業するにはリスクも大きい。
大変ですよね、本当に。
どうか、この先の未来、医師が安心して勤めることのできる環境と
手厚い福祉の制度が、しっかりと落ち着いてくれることを願うばかりです。
話を戻して、私の治療ですが、
11月から、私の体の環境を整える期間として、再開しました。
私と医師との話合いの上で、"次回"という言葉が、出ていました。
これで、終わりということでは、ありませんでした。
私の気持ちを尊重してくれる医師であり、また決して感情的でもない医師。
だからこそ、そういう医師から、"NEXT"もあり得るという意見は、
やはり、少しでも可能性があるという裏付けがあると解釈しています。
実際は、結果がでていないから、正しいかどうかは、わかりませんけど、
少なくても、私達のような夫婦にとっては、、信じてみたいということも
気持ちの安定を維持する、ひとつの療法になってます。
大きな治療法に臨んだ今年。
とっても、貴重な体験でした。
この治療をまで行ったことは、
もう後悔しない、納得のいくレベルに到達してます。
あとは、少しずつ、心の整理をしていく時間になってきていますが、
それでも、医師との連携が続いている限り、可能性にかけたい。
慌てず、ゆっくりと、そして、気持ちも穏やかにして、臨みたい。
そして、11月1日より、ちょうど区切りの良い月初めから、
ホルモン補充の薬を処方していく治療に入りました。
今朝、その最初の朝でしたが、驚いた。
自分で、下腹部に貼るだけでいいんですけど、付けた直後から、
偶然に?眠くなってしまって、
夫が外出した後、8時前から、ソファでいつのまにか眠っていました。
目覚めた時には、既に12時回ってました。( ̄ェ ̄;) エッ?
物凄い勢いで睡魔に教われました。
この薬の影響なのか、わかりませんが、いきなり睡魔でした。
残り2ヶ月、体調整えつつ、そのときを再び待つ。
そんなところです。
余り時間はないけど、あと、もう少しだけチャンスを与えて欲しいと。
悔いの無い、100%完全燃焼したと思えたら、もう気分よく卒業できる。
3年間の思い、4年目に入るかどうか、、。
わかりませんが、長い年月をかけただけ、
その時間をしっかり、受け止め、終止符を打つまでに、少し時間がかかる。
来年が、その終止符を打つ年だと思えている今。
今から、少しずつ、ゆっくり、気持ちに余裕を作り、フィナーレを迎える準備を。
夫とふたり、両親や妹など家族の思い、友人達からのエール。
色んな思いをしっかり、心のファイルに閉まっておく時間が欲しい。
こうして、穏やかに気持ちの整理ができるようになってきた自分に
成長を感じます。。