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芸術の秋 『アメデオ・モディリアーニ展』

芸術の秋 『アメデオ・モディリアーニ展』_d0138212_1823115.jpg
WEB サルバスタイル美術館より http://www.salvastyle.com/index.html  

20世紀を代表するエコール・ド・パリの画家であるモディリアーニ氏の作品を観賞してきました。

岩手県で、まさか観賞できるなんて想像もできませんでした。

8月より既に公開されていましたが、5日の最終日を前にようやく観賞できました。

夫婦共有の趣味でもある美術鑑賞。 なかなかここ数年は、頻繁に行くことができなくて残念。

東北に居るということもあるけど、美術鑑賞する余裕がないのもあるね。

今日は、満を持して訪れました。

外国人画家の中で、モディリアーニ氏は、夫婦共通で好きなこともあり、

以前訪れた他の美術展にも、過去数点ほど観賞した作品はありました。

なので、今回は、更に見ごたえのあるものであって欲しいなあと期待をしていきました。

なんといっても、彼がメインの展示会なので。

じっくり観させていただきました。

今までは、彼の有名な作品ばかりを観てきたような気がしました。

面長で、鼻が細く長くて、口は小さい。そして、最大の特徴である目。瞳がない。

晩年の作品では、その瞳のない、うっすらとBlueがかった目。

アーモンド型の目なんても言われたりしているのを読んだことがあります。

一見、寂しい、悲しいようでありながらも、

じっと見ていると、瞳を想像して人物を観ている自分がいる。

派手さもなく、また描かれている人物が特徴のあるものでないのに、なぜか心を奪われる。

彼は、彫刻家を目指していたそうで、

前半は、彫刻をひたすら学び、作品を作っていたそうです。

その作品を今回、初めて観る事ができました。

そして、途中、様々な出来事、そして、影響を受ける人々との出会いをうけながら、

晩年に、素晴らしい彼独特の作品が生まれていくのですね。

彼の作品は、亡くなった後から、評価され始めて、今では非常に価値のある芸術作品。

WEBより拝借した有名な作品"おさげ髪の少女"も展示されていました。

また、彼の作品の中で一番キャンバスサイズが大きい"召使いの少女"もありました。

ちょっとだけ欲を言えば、最愛の恋人となった"ジャンヌ"さんを描いた作品が少なかったこと。

観たかったですね。

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ジャンヌ・エビュテルヌの肖像

ジャンヌさんを描いた作品は、沢山あります。また、少女を描いた作品もあるし、まだまだ。。
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セーラー服の若い女

彼の人生や、作品の解説など、以前に書籍などで読んでいたこともあり、

作品を観る気持ちというか、受け止める気持ちもまたちょっと深みがあるという感じでした。

一見、誰でも真似て描けそうな絵にも見えるんですが、そうじゃないんですよね~。

夫婦、それぞれ眼鏡をかけて、じっくりと各自のペースで観てました。

時間にすれば1時間ちょっと位でしたが、充実したものでした。

今夜は、自宅にある過去の図録を眺めながら、秋の夜長過しましょうかね♪

秋は、始まったばかり。 美術鑑賞だけでなく、様々な芸術を観たり、体験したいですね。

今すぐに役に立たなくても、心に残ったならば、いつか必ず影響を与えるもとなるはず。

素晴らしいものを観る、触れる。 それは、やはりとても良い事だと思う。

その時は、良く分からなくても、その時受けた印象、気持ちが大事ではないかと。

そういう出来事が多い人ほど、きっと人生も充実したものになるのではないかなって。

私がそういう気持ちを持っていたりするからなんですけどヽ(^ー^)ノ

芸術の秋 『アメデオ・モディリアーニ展』_d0138212_18554479.jpg

by yagi35 | 2008-10-04 19:18 | 気になるgoods・news

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夫の転勤先「盛岡」で家族時間を大切に過ごしてます。since2005
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