朝方の宍道湖(宿泊ホテルの窓より)
この連休中に訪れた広島と島根。
夫の両親が住んでいる広島、そして先祖が眠る島根。
夫にとって、広島は、小学生後半から高校までの時期を過した地域。
でも、島根は、夫も一度も住んだことが無い。
2つの地域とも、夫にとっても昔から馴染みのあるはいえない。
結婚をして、私の本籍地も夫と同じ住所へ変更しましたが、
その住所が、島根。 そこは、ご先祖様が住んでいた。
行ったとの無い場所が、私の本籍地。
今、ふと思う。 なんだか、寂しいというか、複雑な気持ち。
現在住んでいる夫の両親の自宅も、夫は、住んだことが無い。
だから、夫にとっても落ち着く場所ではないらしい。
転勤族の父を持つと、転々と場所を変えるため、なかなか落ち着くことができない。
夫の家庭もそういうことである。
私は、生まれて小学まで生活していた家と高校卒業するまで生活していた家がある。
既に生まれ育った家には、別な方が住んでいるけど、
高校まで暮していた家には、現在も両親が住んでいる。
だから、私にとって生家と呼べる家はあるんだけど、夫は、現時点で既に無い。
これから先、私達にとって、広島と島根が、どういう場所になっていくのか、、、。
まだ、考えるのは早いと言われるけど、私は、そう思えないんだよなあ。
今回、帰りの電車の中で、思わず夫に漏らしてしまった。
こんなに遠い場所にご先祖が眠っているのは、大変だなあ。。。って。
大変というのは、不適切なんですけど。
私達、長男長女ということもあるから、ついつい色々と考えてしまう。
馴染みある場所で最期を迎えたいと思う気持ちは、叶えられないのでしょうね、、、。
結婚をしたことで、姓が変わり、生まれ育った地域と家族から離れて
新たな人生へ旅立ったという点では、こういう事も含まれているんですよね。
私達に子供が産まれなければ、夫で、子孫が終わる。
そして、私の両親の場合でも、父が長男で墓守をしていますが、
娘二人とも嫁に行った為、既に跡継ぎは居ない。
娘二人で、墓守をしていくことになる。
私のご先祖様のことは、自分で色々と考えて妹と協力して役目を果たしていけるけど、
夫のご先祖様のことは、どうなるのか。。。 まだ、何もわからない。
静かに平和にご先祖様を守っていけたらと思いました。
最終日、島根を出発する日、
朝早くに目覚めてしまった私は、窓から見える宍道湖を眺めていました。
青くて、波もない穏やかな湖の上に、蜆を採っている舟が沢山見えました。
無事に用事を済ませてほっとしたのと、
これから盛岡に戻る長い道のりを思ってため息一つ。
穏やかな湖を見ながら、重いテーマを一人考えていた私。
この風景、私は、いつかは見慣れるのだろうか。
私の記憶の中に、刻み込まれているだろうか。。。
ちょっとセンチメンタルになったりしましたけど、素敵な風景には違いありません。
結婚を機に、広島と島根が私にとって大切な場所になったわけです。
これからまだ人生が長く続くのであれば、
いつかは、きっと親しみのある風景になってくれるでしょう。 そう、思って。
今回は、法事という行事で出かけたこともあり、色々考える時間が多かった。
義父方の法事でしたが、義理父の兄弟のみ参列。
こじんまりとしたものでした。
皆さん、高齢ということもあり、今後は、こういう機会も無いだろうと。
夫と10歳も離れていると、親戚の年齢にも差が出てきます(^_^;)
改めて実感した日でもありました。
家族にお土産を買いましたが、なかなか決定的なものが見つからず、、。
水木しげるさんのふるさと"鳥取"が同じ三陰ということで、
島根でも沢山販売されてました。
鬼太郎のグッズやお菓子がありました! お遊びの感覚で買いました♪
そして、いつものご当地キューピー。 今回は、出雲バージョン。 かわいい。
撮影しませんでしたが、その他には、因幡の白兎饅頭や、蜆佃煮など。
自分たちの土産には、めのう細工で有名ということで、出雲のめのうストラップを購入。